実施報告(11/16)のSaturday稽古会

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実施報告(11/16)のSaturday稽古会

実施報告(11/16)のSaturday稽古会

第29回Saturday稽古会を11月16日(土)13時から女子部道場にて行いました。今回の講師は佐藤雄哉先生と宇野友紀子先生です。参加者は小学生から大人まで、約30名が集まりました。

今回のテーマは「乱取のコツ」。佐藤先生からは相手の動かし方を、宇野先生からは試合を想定した乱取の方法を学びました。以下に本日の講習のポイントを列記します。

▷ 佐藤講師による相手の動かし方

  • 柔道では相手の動きをコントロールすることが重要

→ 今回は相手の足を一歩前に出させる(引き出す)形を練習しました

  • 喧嘩四つの状態から、相手の引手側の足を引き寄せる練習

→ 手で引くと自分の力が伝わりにくいので、体で引くのがポイントです

→ 相手と自分の立ち位置を直角にし、釣手側の足を軸に、引手側の足で円を描くようにして体で引きましょう(図1)

  • 投げる練習→ 様々な応用が可能なようですが、今回は小内刈を教えてもらいました

▷ 宇野講師による試合を想定した乱取りの方法

  • 乱取でも試合を想定した練習を行うことが重要

→ 場外を想定した動きの練習を行いました

→ 佐藤講師の内容から繋がる「相手の動かし方」の話でしたが、心理面や戦術性にも触れており、より実践的な内容を話していただきました

  • 試合場における場外の使い方の練習

→ 相手が場外に背を向けた場合、自分の立ち位置を工夫して押し込むことにより、動かしたい方向に相手を動かすことができます(図2)

  • 試合中の位置取り&場外を背負ってしまった場合について

→ ②のような理由から、試合中は試合場の中心に近い場所を位置取ることが重要です

   → 場外を背負ってしまった場合には、相手の力を利用して技をかけましょう

▷ 乱取

 佐藤講師、宇野講師の講習を意識して、2分8本の乱取を行いました。小学生から大人まで幅広い年代の参加者がいたため、女子部道場の2試合場をそれぞれ「全力で練習がしたいグループ」と、「お互い必ず一回以上は綺麗に投げられるというルールを加えたグループ」の二つに分けました。また、なるべく試合場内で乱取をして、場外を意識してみようという声掛けもされていたので、より実践に近い形で乱取練習ができたと思います。

▷ おまけの講習

 乱取の後には、佐藤講師、宇野講師のお二人へと参加者から自由に質問をする時間も取られました。簡単にはなりますが、以下にその内容を列記します。

  • 相四つで釣手を絞られた時の対処を教えてください

→ 落とされた釣手の拳を天井に向けて(体に近づけて)肘を上げると切れます

  • 巴投を教えてください

→ 佐藤講師が得意としている巴投を披露してくださり、基本的な入り方を教えてもらいました

  • 背負投を教えてください

→ 釣手が外に開かないように、自分の体の中心より内  

側に畳み込むのがポイントだそうです

 

▷ 終わりに

今回のSaturday稽古会は老若男女問わず幅広い年代の参加者が集まり、終始和やかな雰囲気で進行されていました。また、とても久々に柔道衣を着た(37年ぶりだそうです…!!)という参加者の方も楽しんでいただけたようで、Saturday稽古会の懐の広さを感じます。

佐藤講師、宇野講師ご指導いただきありがとうございました。参加者の皆様も大変お疲れさまでした。

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第23回Saturday稽古会 5月18日(土曜)1時から講道館 新館6階の国際部道場 申込みGoogle Form
講師:ソリドーワル マーヤさん
※誰でも参加できる生涯柔道の稽古会です。

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