インドネシアから現地レポートvol2

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インドネシアから現地レポートvol2

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ラニ選手 パリオリンピック出場決定!

インドネシア・ジャカルタから第2回現地レポートをお届けします。引き続き、ジャカルタ・ジャパン柔道クラブ(以下JJJC)の沖田陽介が担当します。2024年6月、JJJCにビッグニュースが飛び込んできました。インドネシア・ナショナルチーム所属のMaryam March Maharani選手、我々はラニと呼んでいますが、パリオリンピック柔道競技女子52kg以下級での出場が決定しました。

   

インドネシアオリンピック委員会の速報

オリンピック柔道競技におけるインドネシアからの出場は、2012年のロンドン大会ぶりという快挙です。ラニ選手は日本との関わりが深く、我々JJJCでの稽古はもちろんのこと、中学高校時代はジャカルタにあるラグナン体育学校に所属し、当時同校に独立行政法人国際協力機構(JICA)から青年海外協力隊員として派遣されていた中村俊文先生(現在は函館少年刑務所勤務)、藤中拓馬先生(現在は講道館指導員)から指導を受けました。また、JJJC師範でジャカルタチームの強化コーチも務める安齋俊哉先生からはその後も引き続き指導を受け、安齋師範、中村先生、藤中先生、JJJCメンバー、関西地区では藤猪省太先生、江種辰明先生らのご紹介で、ラニ選手は日本にも何度も遠征、出稽古に参加しています。

2015/16年、JJJC恒例の年越し稽古にて安齋師範と

全てを書ききれませんが、日本での遠征中は、神奈川県立新羽高校、横須賀学院、加藤学園、朝飛道場、帝京大、慶應大、富山商業高校、拓殖大、中京大、大谷函館高校、函館少年刑務所、函館警察署、逗子柔道会、神奈川県女子柔道練習会、実業団練習会、帝京科学大、天理大、足立学園、修徳中学校高等学校、桐蔭横浜大、桐蔭学園、早稲田大、JR東日本、ダイコロ社、そして講道館で稽古に励みました。令和6年講道館鏡開式の時は日本に滞在しており、模範乱取りも行なっています。

JJJCメンバーに囲まれて(2014年撮影)

近年、ラニ選手は世界各地で国際大会に参加し、アジア大会5位、ワルシャワ国際大会3位等の実績を上げ、IJFランキング50位となり、アジア枠での出場権を確保しました。出場を決めたのは本人の努力の賜物ですが、上記の通り多くの日本人、そして団体が彼女のパリオリンピック出場を後押ししてくださいました。JJJCメンバーともたくさん乱取りしました。胸を張って送り出します。この場を借りてJJJCとして改めてお礼申し上げるとともに、パリオリンピックでのラニ選手の応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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