第15回9月16日(土)1時間より講道館 少年武道場にて、ソリドワール・マーヤさんによる、女性主導による稽古会を実施しました。森脇保彦先生をゲスト講師としてお迎えしました。今回は二つのテーマに沿って進めました。
1.マーヤさんによる、柔道の技術につながる柔道遊びと、ヨーロッパで普及するコーディネーショントレーニング
2.森脇先生により寝技と足技の技術指導
相手を抱え、ひっくり返し攻めに転じる際の動きを取り入れています。足を伸ばし回転するタイミングの練習です。
攻める方は手を背中に回し、体全体をバランスよく使い、下になった相手を押さえます。
今度は、攻める方のみ両手にボールを持ち、受ける方は両手を使い逃げる練習です。
倒した相手の腕を取り、上四方固めに入る解説です。左手を自分の右手で引っ掛け、右ひざを相手の背中にあてる。自分の右手は親指を天井を指すようにしながら肘を相手の肩甲骨にあてるようにすると、相手の動きを制することが出来ます。
ひとりひとりの質問に対し、丁寧に分かりやすい説明をされました。
ヨーロッパでは技の動きにつながるトレーニングが普及していて、ゲーム感覚で楽しみながら技に入る感覚を身につけることが出来ます。最初は手を合わせ押し相撲、次は目を閉じて行います。更に片足立ちで行い、最後は片足立ちで目を閉じて行います。やってみると意外に難しいです。
取りは右・左と交互に足を踏み込む練習をします。受けは取りが踏み込んだ足に対し、自分の足を踏み込み大内刈りに入る練習を行います。互いに右・左と行うことでバランス良く、そして無理なく技に入るタイミング・感覚を身に着けることが出来ます。講道館で素晴らしい講師・仲間との交流はとても贅沢で素敵な時間でした。
基本を習う、それをイメージしながら体を動かす、先生にチェックしてもらい形作りしながら完成させていく。必要な筋力をトレーニングで鍛える。PDCAサイクルを回し、技の引き出しを増やしていく。楽しみながら体全体を動かし、完成度を高めあっていく。頭も体も使う知的な習い事、集中することで出来るようになり、いつの間にか心が満たされていきます。心・技・体の時間です。
終始笑顔を絶やさず、リラックスした雰囲気ながら、充実した指導内容に2時間が短く感じた稽古会となりました。
森脇先生は指導しながら気が付いたことなどメモされ、学び続け工夫をかさねる姿勢がとても印象的でした。
丁寧に分かりやすい指導をされる理由が、良く分かりました。
ぜひもう一度ご指導いただきたいと思います。
大変申し訳ございませんが、道場予約の関係で日程が変更となりました。
稽古会の指導メニューにつきましては、確定次第ホームページにてお知らせいたします。
第16回 | 10月14日 | ( | 土 | ) | 13:00 | 15:00 | 講道館 新館5階 少年部道場 | https://forms.gle/CxLBGL5f4zRZTtrP6 |
11月はマーヤさんに再び登場いただきます。
テーマについてじっくり考えるそうですが、決まり次第ホームページに掲載するようにいたします。
第17回 | 11月18日 | ( | 土 | ) | 13:00 | 15:00 | 講道館 新館5階 少年部道場 | https://forms.gle/pGrQLVdHL2C3xQDt9 |
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