女性主導による第12回Saturday稽古会を6月17日(土)午後1時から3時過ぎまで講道館少年部道場で実施しました。
講師はマーヤ・ソリドーワルさん(東京都女子柔道振興委員会委員)が務め、特別講師に柏崎克彦先生をお迎えしました。
柏崎先生の補佐を射手矢さんが、またマーヤさんの補佐を広田さんが務めました。手話の通訳の方が2名参加されました。
保護者を含めると、総勢43名と盛況でした。多くの方々のご協力のもとで、今回もとても充実した稽古会となりました。
参加された皆様に深く感謝いたします。
次回は 講道館の向井幹博先生をお迎えして、7月15日 (土) 13:00~15:00講道館 新館5階 少年部道場で実施します。
当日のテーマは「世代や性別を問わず、みんなで楽しむ柔道」です。
このURL経由で、事前申し込みをお願いします。 https://forms.gle/aFLmBRtwyPV1FzZx7
柏崎先生:かけやすい状態をどうして作るかを考える。得意技をどうしたらかけやすくなるか、それを考えるのが大人の柔道だと思います。また、技をつなげる時は、自然体を通過すると次の技にうまくつながります。その時は、つぎ足の速さが大切です。ほら、この形になると技が決まる気がするでしょう!自分でこれなら技が掛かる、とイメージできるところを作るのです。
柏崎先生:技の原理を知ること、自分で考えた技は応用が効くようになります。
相手の先が読めると、防ぐことができます。考えることが大切です。
柏崎先生:絞め技にもフェイントが必要であり、見えない部分を絞めることはとても難しいです。絞める部分が見えるよう、工夫をします。それを普段から練習するのです。
柏崎先生:寝技はで抑えるには力が必要ですが、その力を伝えるのは難しいです。どこを持てば最も力が効果的に伝わるかを考えながら練習することが大切です。
柏崎先生:私もそうですが、寝技を得意とするひとは、理屈っぽいひとが多いですね。
柏崎先生:柔道は「精力善用」と「自他共栄」が二本の柱です。畳の上では考えながら稽古し、畳の外(社会)でそれを活かすのです。柔道の教えはとても奥が深いです。
柏崎先生、ありがとうございました。
ところで、柏崎先生は最後に「子供でも100キロの大人を一瞬でひっくり返すことができる」と言われました。今回は残念ながら実演はありませんでしたが、これは次回のお楽しみと解釈しました。皆さん、次回を楽しみにしましょう!