6月19日午後1時から江戸川区スポーツセンター(江戸川区)にて、第41回墨東五区柔道大会・高段者大会兼段別大会が催されました。主催は江東区・葛飾区・足立区・墨田区・江戸川区、各区体育(協)会、葛飾区教育委員会、各区柔道会(連盟)、主管は江戸川区柔道会、後援は東京都柔道連盟です。大会委員長として松戸鶴男江戸川区柔道会会長(都柔連理事)が全体の指揮をとられました。
前回(第40回大会)は2019年で、3年ぶり無観客での開催です。道場を見下ろす窓から観戦する人もいて、久しぶりの大会への注目度は高かったです。大会は団体戦に続き、個人戦が行われ、熱戦に大きな拍手で応援がされました。会場入りして、1試合場とコンパクトながら、四隅を上手にを利用していると感じました。役員席・進行係・試合場係・記録係・救護係が整然と並び、係の配置も良いと思いました。運営は2年間のブランクを感じさせず、スムーズに行われ関係者の努力と地力を感じました。
試合結果は、団体戦決勝は足立区と葛飾区の決戦となり足立区が優勝しました。個人戦は参段・四段・五段・六段の部がそれぞれ行われました。例年より出場者は少ないと聞きましたが、皆が待ち望んだ大会であり熱戦が続きました。五段の部に出場した冨樫百年選手(葛飾区)は二試合続けて行ったのですが、「もう一試合出来ますか?」「はい」と淡々と応えました。普段から鍛えているのかな、と思わず感じました。
柔道人口の減少が話題となっていますが、その理由にあげられるのは①町道場の減少、②公立中学・高校での部活の減少、です。また、これからコロナ禍で各地の警察署で柔道教室が実施出来なかった影響も出てくるでしょう。そんな逆境に対し、今回の墨東五区柔道大会の実施は、とても意義あることと感じます。
試合は力試し、出場した選手は、勝っても・負けても頑張っている姿は、見る人の心に感動を与えます。皆が大きな拍手を送りました!出場された選手の皆様、お疲れさまでした。開催に係わった関係者の皆様、ありがとうございました。