この技は三船十段の得意技の一つでタイミングよくこの技が決まった時のすばらしさは、これぞ柔道の醍醐味といえるほど素晴らしい技です。しかしこの技は一般的には大変むずかし技の一つといわれていて、研究技としては時々練習されている様ですが、実際の稽古や試合ではあまり見ることの少ない技です。
私がこの技をおぼえたのはちょっとした切っかけからでした。
私は大外刈りを得意としていましたが、背が低いせいかよく返されたものでした。そんなことからいろいろ研究しまして、くずしを後方でなく側方にすることによって大変スムーズに、かつ危なげなくこの技を掛けるこつを身につけることが出来ました。