東京都柔道連盟では加盟団体を対象にアンケート調査を実施しました。ご回答いただきました皆様に厚く感謝申し上げます。
アンケート結果は こちら
【考察と感想】
柔道指導者が、楽しく・安全な稽古を心がければ出来る、という意見が多く寄せられました。
一方で、柔道は楽しいということをPR出来ていないこと。武道独特の雰囲気もあることに加え、危険、怖い、痛いという
イメージが影響しているとの意見もございました。
柔道のみに特化するのでなく、複合的な機能をもつ道場・クラブへの期待も多くあることが分かりました。
健康・体つくりにつながる活動も期待されています。
登録は大会参加・昇段に必要という従来の決まりの他に、コミュニティ的な要素も求められていることが読み取れました。
柔道をきっかけにしたつながりが期待されていると解釈いたします。
柔道の普及を支えてきた「町道場」「学校柔道」が減り続けていいますが、もう一度「公立中学校の武道必修化」への対応を
考えさせられる機会にもなりました。試合で勝つよろこびに限らず、柔道のもつ教育的価値、今の時代に倫理観を社会で実践
することなど、仕組みについても考察してまいります。
更に加盟団体の統括組織として、道場と指導者のマッチングも役割として考えて参ります。後継者不足への対応と、柔道を
ビジネスとして考えていきたい指導者をつなぐ活動です。この様な相談が気軽によせられる組織にもなるように努力したいと
考えております。
最後に、今回のアンケートで率直な意見を多くお寄せいただいた方々に深く感謝いたします。先ずは多様性をもっと多く取り
込めるよう努力すること。次に継続的な組織であるよう、多くの方の参加が不可欠であること。その為には間口を広くし、
敷居を低くする努力をすることと認識いたします。
今後もご意見をお寄せください。返信先情報を記載いただいた方には、必ずご連絡させていただきます。
事務局長 小野瀬雅幸