
お役立ち情報21 では、向井が考える「大外刈りの基本と練習法、そしてその応用」について取り上げました。
私は、東京海洋大学柔道部の師範をさせていただいております。多くの国立大学柔道部が部員不足に困っている中、
東京海洋大学柔道部は一定の部員数を確保することができています。これは、OB・OGの方々をはじめとした学生を取り巻く
柔道関係者の温かい支援のおかげであることは間違いありません。
部員の多くは、大学で柔道をはじめた者であり、私が指導に行かせていただく際には、学生たちのリクエストに応えた内容で
指導をさせていただいています。
今回のリクエストが、「大外刈りの基本と練習法、そしてその応用」であった為、そのリクエストに応える形での指導を行いました。
また今回は、クロアチアで柔道の指導者をしている私の長男が一緒に参加してくれたので、その指導も合わせた動画になっています。
私が指導に当たる際よく言う言葉に、「教えられたことをただそのままやるだけでなく、自分の体格や能力に応じて工夫し、考えること」というのがあります。私と長男のやりとりも見どころです。私自身の指導は、30年という講道館少年部の子どもたちへの指導でバージョンアップさせてきました。今では、昔、私が教えていたことが必ずしも正解ではなかったなと感じるものもあります。
ただ、私が胸を張って言えるのは、長男も含めた教え子たちが、私の指導を土台にして、さらに工夫し発展させて活躍してくれていることです。
ここで紹介した方法が、皆さまの稽古に少しでもお役に立つことを願っています。
さらに、工夫をして発展させてみてください。