【大事な試合前、何食べる?】
試合前日や当日の朝どんな食事をするか?意識したことはありますか。食べることで運動に必要なエネルギーが補充される一方で、
食中毒や胃もたれなど食べものが原因で体調が悪くなることもあります。
「運動前に○○を食べて失敗した!」という経験がある選手もいるかもしれません。
今日は、試合前に注意してほしい食べものをいくつか紹介します。
☆生もの
お刺身や生牡蠣、生卵など、生で食べるものは食中毒の心配があります。試合の数日前から注意して下さい。同じ理由で、作って時間がたった食べものにも注意が必要です。
☆油っぽいもの
普段おいしく食べているものでも、緊張やドキドキがあるといつものようにうまく消化できないことがあります。油っぽい料理には気をつけましょう。「勝つ」にかけてカツ丼やカツカレーを食べたくなりますが、試合前は油の少ない料理がおすすめです。揚げ物、焼き肉、チャーハンなども避け、消化のよい食事を用意しましょう。。
☆食べなれないもの
食べなれないものは、体調に影響する可能性があります。遠征先では珍しい食べものに出会うこともありますが、試合前は気をつけましょう。
試合前は気分が高揚しており、いつもより豪華な食事をしたくなるかもしれません。
ですが大事なのは、上記のことに気をつけながら、「特別なものは食べない、いつも通りの食事」をすることです。
試合を楽しみに頑張ってきた子どもたちがベストな体調で臨めるように、試合前の食事に目を向けてみて下さい。
【おにぎりレシピ】
季節の食材を使ったおにぎりです。運動前の補食にいかがでしょうか。
☆かつお節入り菜飯☆
≪材料≫
・米
・大根の葉 適量
・かつお節 適量
・塩 適量
≪作り方≫
①米を洗って炊飯器に入れ、いつも通り炊飯する。
②沸騰したお湯で大根の葉をゆでる。1分ほどゆでたら冷水にとり、水気をしっかり絞る。水気を絞ったら、細かく刻む。
③炊きあがったごはんに、大根の葉、かつお節、塩を混ぜておにぎりにする。
◎冬になると、葉付きの大根を見ることが増えます。大根の葉には、カルシウム、鉄、ビタミンCなどの栄養素が含まれており、捨てずに料理に使ってほしい部分です。卵焼きに混ぜ込んだり、お味噌汁に入れてもおいしいです。
【プロフィール】
栄養士 源馬 早記(げんま さき)
栄養士。スポーツ栄養分野を中心に活動。スポーツ少年団、部活動でのセミナーや栄養サポート、情報配信を行っている。